第49回日本SF大会 2010 TOKON10
首都大会EDO―電脳金魚の大冒険―
2010年は東京でSF大会

やおいパネルディスカッション ~やおい評論家パネル~

女性の女性による女性のためのエンターテインメントである「やおい」。現実世界では相変わらず普通の女性を装いつつ、腐女子の力は確実に増えていると感じます。非実在に規制がかけられようとし、BL雑誌も有害図書指定にされる中、地道に評論活動を続けている方々がいらっしゃいます。やおい評論家を自認するみなさまに、やおい・BL作品とやおい評論の過去現在未来を語っていただきます。

出演者
金田淳子(社会学研究者)
小谷真理(SF & ファンタジー評論家)
永久保陽子(やおい・BL小説研究者)
柏崎玲央奈(司会・SFレビュアー)

やおいパネルディスカッション ~最新BL事情~

最新BL事情と銘打ちましたが「腐女子の数だけ萌えがある」わけで「これが俺の最新だ!」というのもまた否定できないところであります。商業出版BLを読んでいる腐女子SFファン3人がそれぞれの「最新」を語ります。一応注目キーワードなども押さえてみようかなーと計画してます。参加者腐女子からの発言歓迎!

出演者
一実(ジェンダーSF研究会員)
鈴木とりこ(文芸ライター、レビュアー)
柏崎玲央奈(SFレビュアー)

河崎実監督 × UMA研究家天野ミチヒロのトークライブ

バカ映画の巨匠・河崎実監督と<br />
放送禁止大全のUMA研究家天野ミチヒロが暴露する<br />
UFOエリア51問題ほかとにかくキテるトークライブ
出演者
河崎実監督
天野ミチヒロ
プロデューサー(まりスティーヌ。)
めるもん(会長)
コアラ(副会長)
ギララ(副会長)

ヤナ・アシマリナさんに聞く

ソ連時代から現在まで、ロシアにおいて常にSFの最前線にいた「生き証人」に歴史と現状を語っていただきます。ヤナ・アシマリナさんは、編集者、イラストレーター、翻訳家、作家としてマルチな活動を続け、何度も遍歴者賞を受賞しています。そして、現在は日本のマンガやオタク文化をロシアに紹介する仕事に携われています。ロシアSFと日本SFの接触を、広く語り合いましょう。

出演者
ヤナ・アシマリナ(編集者、イラストレーター、翻訳家、作家)
大野典宏(翻訳家)

TVファンタスティック

毎度おなじみ海外SFTVを楽しみつくすTVファンタスティック、今年は遂に2010年ということで、この10年(ディケイド)のアメリカSFTVの動向について検証!年表から見る意外なSFTVの変遷、そしてゼロ年代を代表するSFTVとは一体何なのか?2003年度を境に起こったこととは?「LOST」の追随作品は本当に全部ダメだったのか?「HERO」はこんなにヒットしても良かったのか?ひょっとして取りこぼしている名作はないのか?ジョス・ウィードンはどうなるのか?乞うご期待!

出演者
松岡秀治
池田憲章

やおいパネルディスカッション ~Juneとは何か?〜

Juneやオリジュネなど、腐女子用語の中に見られる「June」という言葉。単に「耽美」を表すだけではない、この言葉の元になった雑誌を知らない世代も増えています。果たして「June」とは何か? 実際に雑誌の編集に係わった方々の視点から検証していきたいと思います。

出演者
佐川俊彦(編集者・京都精華大学准教授)
福本直美(レビュアー)
英保未紀(編集者)
柏崎玲央奈(司会・SFレビュアー)

水淵季里クロニクル ~Waterway Again~

奇談小説家・早見裕司氏のライフワークとして、『日本幻想作家事典』でも取り上げられた<水淵季里シリーズ>。早見氏のデビュー作でもある『夏街道』での初登場から20年余、時代を越えてその作品を飾ってきた「永遠の少女」水淵季里の魅力とその変遷を語り合うとともに、今後のさらなる展開に向けて季里(&早見作品)を愛する皆様の声を結集したいと考えています。夏は季里の季節、全国の隠れ季里ファンの皆様、今こそ集まれ~!

出演者
早見裕司(作家)
笹川吉晴(文芸評論家)
小宮山民人(理論社編集局長)
あらま草(早見裕司ファン)

非実在青少年問題パネル

この春に社会を騒がせた「非実在青少年問題」、多くの作家たちの反対メッセージは記憶に新しいことと思います。
大会の頃には何らかの結論が出ている可能性が高いですが、どのようなことになってもファン活動に足かせがつけられそうです。
そこでこの問題について評論家の藤本由香里さん、森川嘉一郎さん、永山薫さんにディスカッションをしていただきます。

出演者
藤本由香里 (明治大学国際日本学部准教授・評論家)
森川嘉一郎 (明治大学 国際日本学部 准教授 (意匠論・現代日本文化))
永山薫 (マンガ評論家)

翻訳家パネル「2010年代の翻訳界」

例年おこなわれている翻訳家パネルですが、今回はさらに編集者の方々をまじえてお送りします。といっても具体的な内容は、当日になるまで未定です。それでも、ここはひとつよろしくおつきあいいただけますようお願いいたします。

出演者
嶋田洋一(翻訳家)
中村融(翻訳家、アンソロジスト)
大森望(翻訳家、書評家、アンソロジスト)
清水直樹(早川書房・SFマガジン編集長)
小浜徹也(東京創元社編集部)

声に出して読む陰陽師

夢枕獏さんご本人の朗読で、「陰陽師」シリーズを楽しもうという企画です。朗読作品は、なんとこの日のための新作書き下ろし! 気鋭の日本語朗読者、藤井直子氏と小林大介氏(お話しPod & ラジオデイズ朗読賞2007年優秀賞、2009年特別賞受賞者)のお二人にも「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」の朗読をお願いし、トークをまじえて獏さんの執筆秘話や、朗読者の方の苦労話なども聞かせていただく予定です。晴明と博雅のやりとりを朗読で聞くと、どんなふうに印象が変わるのか? 乞うご期待。

出演者
夢枕獏
藤井直子
小林大介
島田喜美子・嶋田洋一(司会)

企画案内

Produced by Tokon10