仁木稔と『ミカイールの階梯』を語る
もはや世界文学の領域に差し掛かった、重厚長大な新作『ミカイールの階梯』(早川書房SFシリーズJコレクション刊、二分冊)で、圧倒的な筆力を示した仁木稔。
舞台となるロシア、中央アジアなどの調査の妙。宗教対立、自爆テロなど現代的なモチーフ。遺伝子工学や知性機械などの豊富なSF性、そして胡旋舞などの古典芸術の新たな解釈から生まれる静謐にして躍動的なテクスト。
尽きることなき『ミカイールの階梯』の魅力を、前作『グアルディア』、『ラ・イストリア』をも射程に入れつつ、語り尽くす!
- 出演者
- 仁木稔 (作家)
- 伊東総 (SFセミナー2009合宿企画「仁木稔と『HISTORIA』シリーズを語る」司会者)
- 岡和田晃 (RPGライター、文芸評論家、翻訳家)