スペシャルゲスト紹介
（*順不同、敬称略）
宝野アリカ （たからの・ありか）
音楽ユニットALI PROJECTの作詞ボーカル。
1988年 作曲家の片倉三起也とともにユニットを組み「蟻プロジェクト」名義でアルバム『幻想庭園』発表。完成度の高い、独特な世界観が注目される。
1992年 ALI PROJECTに改名し、シングル『恋せよ乙女〜Love story of ZIPANG〜』でメジャーデビュー。
2001年 『ノワール』OP「コッペリアの柩」が大ヒット。
以後、ALI PROJECTとして、アニメソングを始め、毎年オリジナル・フルアルバムをリリース。ライヴ・ツアーを行う他、オーケストラとの競演「月光ソワレ」を開催。人形、少女、ゴシック・ロリータといった少女SFのモチーフも多く、ジャンルを横断する独特のサウンドと、華麗で耽美的なヴィジュアルパフォーマンスは、まさにプログレッシヴ・ロックとゴシック・オペラの織りなすゴージャスでスリリングな異世界を体験させてくれる。
代表的作品は、『Avenger』の「未来のイヴ」、『ローゼン・メイデン』OP「聖少女領域」、『コードギアス』ED「勇侠青春謳」「わが臈たし悪の華」など。なお、佐藤嗣麻子監督の「エコエコアザラクーー Wizard of Darkness——」および「萩尾望都マンガ家生活30周年記念作品集CD-ROM : Sanctous〜聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな〜」は、ともにAli Projectの片倉三起也氏が音楽を担当している。
岡野栄之 (おかの・ひでゆき)
医学者。慶應義塾大学医学部生理学教室教授。
専門は、分子神経生物学、発生生物学、再生医学。成体においても「神経幹細胞」（新しく神経細胞を作り出す「素」となる細胞）が存在することを明らかにし、再生しないと考えられてきた脳や脊髄のような組織でも再生する可能性を持つ、という新たなパラダイムを提示しました。現在は神経幹細胞研究のほか、ＥＳ細胞やｉＰＳ細胞を用いた神経細胞の再生医療研究に注力しており、パーキンソン病や脊髄損傷といったさまざまな神経疾患の治療を一日も早く実現化させるため、日夜研究に取り組んでいる。
2004年 日本医師会より、日本医師会医学賞受賞
2004年 イタリアCatania大学より、Distinguished Scientists Award受賞
2006年 文部科学省より「幹細胞システムに基づく中枢神経系の発生・再生研究」文部科学大臣表彰（科学技術賞）
2009年 紫綬褒章受章「神経科学」
(経歴等の詳細は http://www.okano-lab.com/ja/archives/601 をご参照ください)